元三大師みくじ 第一番

元三大師みくじ 第一番です。

(漢詩)

七宝浮図塔 高峰頂上安 衆人皆仰望 莫作等閑看

(訳)

七宝の浮図の塔 高峰頂上に安んず 衆人皆仰ぎ望む 等閑の看を作す莫れ

(大意)

金銀などの七宝で作った仏陀の塔が、高い峰の上に立っている。                                                                                    

人々皆は仰ぎ見て尊いというが、ただその塔が素晴らしいと、なおざりに見てはいけない。

(みくじの解)

このみくじを得たる者は、威勢強く万人に尊敬される。

ただし頂点を極めた形なので、何ごとにも自重して行動すべし。

「中村公一 『一番大吉!おみくじのフォークロア』大修館書店より」

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どうですか?大吉が出るのはすごく嬉しいですが、ちゃんと自重するようにとも書かれているので、

そこは気を付けないといけないですね。

もし一番を引かれた方はどうぞ参考にしてください。

一つ気を付けてもらいたいことは、この元三大師みくじ、いろいろと少しずつ形を変えてあり、

運勢も変っていることがあるようです。たとえば同じ歌ですが、あるおみくじは「吉」でまたあるおみくじは「凶」となることもあるようです。だから漢詩の解釈が重要なんですね。